30 January

竣工

27日、28日に消防検査、完了検査が終了、
当方の最終チェックも終わった。家具什器が
入る前の状態も一通り撮影ということで今日
も現場に・・・。
手直しや調整に来ている職方さんの車が何台
か、建物の前に駐車されているので外部の撮
影は後日に、取りあえず今日は室内の撮影。
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内部は白い壁と天井、桧の床と柱と腰壁のシ
ンプルな表情で、建築的な構成が分かり易い。
分かり易すぎるので、手洗いのシンクの上に
鏡(両面)を取付けたのだが、これが思った
以上の効果。現場ではこの鏡が邪魔だという
意見も有ったが、設計者としては想像以上の
効果がとても嬉しい。
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ただ、写真を撮るのが難しくて(面白い写真
を撮ろうとすると撮影者が写ってしまう)
どう撮ったら良いのか検討中(添付の写真は
僕がコンパクトカメラで撮ったもの)。
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室内に人が沢山いる時の方が、錯視の効果は
大きいので、新築のパーティーの時にでも撮
影しようかなどと考えている。
とはいえ、こういうのって利用者の何%が面
白いと思てくれるのだろうか、少々不安もあ
る・・・。




15:23:31 | k-archi | |

22 January

看板

昨年末に建築だけは完成した工場の現場、生産設備
などの工事が年明けから始まっている。こういう種
類の建築については余りオープンに出来ないので、
websiteにもmixiにも基本的には書き込まない。

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ただ、どうしても長い期間現場に通うことになるの
で、その時間に見合う分だけ現場への走行ルート途
上で面白いものを見つけてしまう。12月13日の日記
に紹介した「住宅の壁に描かれた桜の絵」もそうな
のだが、工事が始まった直後からズーット気になっ
ていたのが、この看板(写真の)。
やはり、市街地の旧幹線道路沿いの建物の案内のた
めに付いている。何時も通り過ぎるだけで、写真を
撮るチャンスが無かったが、今回やっと撮影成功と
なった。
たまたま運良くこの場所で渋滞に引っかかり、あわ
ててカメラを取り出して撮影したヘタクソな写真だ
が本人は満足している。

110122-2

なんてったて「満足株式会社」の看板だからね。
とても良い時代に設立した会社なのだと思う、
1950年代あたりかな?
何の衒いもなくこういう社名をつけるのは・・・。
明るい未来が感じられて、開放的で、
前途洋々な感じが溢れている。
古い看板なのだけれど、何時も眩しく目に映る
14:38:31 | k-archi | |

06 January

KMT現場02

2011年の初仕事は現場で左官工事の打合せ。
ほんの僅かな面積だが室内の壁に左官工事がある。
漆喰仕上の予定だったが、ザックリとした黒っぽい
壁にしたくて左官屋さんにサンプルを作ってもらい、
墨を混ぜて木ゴテで仕上ることに決定。

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年末に工事を頑張ってくれたので外部の斜路、内部
の壁下地のボードが終了していた。おかげで内部の
感じも分かり易くなって、冬場の日射しの入り込み
方も確認出来た。日射しは冬至の南中時と夏至の南
中時で作図してあったので、図面の通りという結果、

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理屈通りの世界は分かり易くていい。作ろうと思う
「場」の感じとか、雰囲気とかはとても難しくて、
出来上がってからの発見も多く、なかなか思い通り
にはいかない。

110106-3

まあ、それが楽しくてやっているところもあるの
だけれど・・・。


22:02:19 | k-archi | |

14 December

KMT現場

木材の加工を中心に仕事をしている知的障害者授産施
設です。写真の施設以外に7棟の作業場があり、写真の
施設はこれらの中心となるものです。
木造平屋建て、床面積は約250平方メートルで構造材
は主として国産桧で、外壁や内壁そして床には埼玉県
産の桧材を使って工事中です。
8月に着工して、先週末にやっと足場が外れるところ
まできました。

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構造は写真のようにとてもシンプルで、内部も大きく
3つのブロックに分かれ(それぞれのブロックは、その
中でまた幾つかに分割されていますが)ているだけで
す。

20101214-101214-2.JPG

足場が外れたところでの、唐突な登場ではありました
がタイミングをみてまた書き込みます。
取りあえず、ブログを半年更新しなかった空白の時間
の穴埋めとして・・・。

20101214-101214-3.JPG





16:01:52 | k-archi | |

06 August

梅雨明けの後は雨ばかり・・・

「梅雨明け宣言」が出てからよく雨が降る。おかげで工事は
一歩進んで一休みとならざるをえない。焦って進めないので
丁寧な工事になっていて、嬉しいことも多い。屋根も一応葺
き終わっているが、端部の処理、煙突の周囲の納まりはまだ
完成していない。
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内部の工事は床下地の大引を取り付けているところ。設備の
配管工事も始まり、電気配線も今週中には始まるといった感じ
だ。あまりとんとん拍子に進まない工事の方が良い点も多い。
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今回もじっくり図面を見直して、コンセントや照明器具、冷媒
管やドレインの位置も再検討できた。
施工者は工期が延びると経費もかさむが、設計者にとっては
良いことの方が多いかも知れない。
建築主のTさんも時々現場を覗いてくれているようなので、
じっくり楽しんでもらえれば何よりだと考えている。出来れ
ばソロソロ雨が上がって、あまり暑くない晴れの日が続くと
もっと嬉しいのだけれど・・・。
21:49:26 | k-archi | |