Complete text -- "ヒヨドリハウス-01"
08 June
ヒヨドリハウス-01
寝室の窓前、目と鼻の先でヒヨドリの子育てが始まった。2010年も同時期に卵を発見したが、2011年には何故か
ここでの子育ては無かった。3つの建物に囲まれた、
T字路型の空間にある「隠れ蓑」の木にヒヨドリハウス
は作られていてる。
(2012年作のヒヨドリハウス)
確かにここは幾つかの危険から距離を隔てた場所だ。
カラスに見つかり難く、見つかったとしてもカラスは
入り込み難い狭さだ。
そして、ヒヨドリハウスの下3メートルには隣地境界
のT字型のブロック塀があって、この塀の上は猫の散
歩道になっているのだが、猫のジャンプ力では届かな
い「隠れ蓑」の幹も細くて猫には登れない等々。
(2010年作のヒヨドリハウス)
「ヒヨドリ、なかなかやるなー」と思うのだが、ここか
ら先に問題がある。取りあえずの危険をギリギリで見切
っているため空間に余裕が無い。人間の住居でいえば庭
のようなスペース、町内とかコミュニティのような空間
が無いので、ヒナが巣立つ直前の僅かな時間に危機が集
中する。巣立ちの練習期間、羽毛が生えそろってヒヨド
リハウスから外の空間に少しの距離でも出始めた時があ
ぶない。2010年はこのタイミングで失敗しているので、
今から(まだ卵なのだが)気がかりだ。
(2010年作のヒヨドリハウス)
ヒヨドリハウスは相変わらずデザイン的にはファンクシ
ョナル・トラディションだが施工精度は前回より高い、
子育てのスタイルも何か工夫があるかも知れないので、
しばらく見守ることにしよう。
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