FTK上棟

梅雨の合間をぬって今日はFTKの上棟となった。誰の心がけ
が良かったのか、朝から晴れて上棟日和。頑張って午前9時
少し過ぎた頃には現場に到着したのだが、小梁を2本ほど取
り付けるとほぼ組み上がる状態のところまで作業は進んでい
た。

「早すぎない？」と声を掛けると「予定より全然早いで
すよね」との答え。建築主のTさん御夫妻とお子さんが「わ
が家が組み上がっていくのを見たい」と言っていたのだけれ
ど、もはや手遅れ・・・。

いままで図面で検討し、頭で想像していたモノが、突然立体
になって目の前に立ち上がっているのも、それはそれで刺激
的で良かったのかも知れないが・・・。
午後3時過ぎにはTさん御夫妻、2人のお子さん、ご主人のご
両親、奥様のお母様、皆さんで屋根に上がって上棟式。


その後現場にて上棟祝い（直会）となった。住宅が商品にな
ってから、こうした催しは少なくなって、住宅はモノと技術
の単なる集積となってしまった。たしかに住宅はモノと技術
の集積なのだが、それを作る過程の中に「家族をつくり」
「近隣をつくり」「生きた家をつくる」仕掛けが潜んでいる
ような気がする。

なんだか今日の上棟式はとても気持ち良かった